肝臓の構造

解剖学的分類

肝臓は人の全体重の1/50を占め平均して1~2.5kgの重さを持つ臓器だといわれています。そして数ある人体を構成する臓器の中でもひときわ多くの役割を担っている臓器であるために他の多くの臓器と血管などでつながっています。

肝臓につながっている血管の中で主になるのが肝動脈と二つの毛細血管に挟まれた血管である門脈の二つであるといわれています。この二つの血管は人体が摂取した栄養を血液を通して肝臓に送る働きを担っています。

それに対し肝臓の外へ対しての血流には肝静脈という別の血管を通して行われています。そのほかにも各種消化器系に対してもつながりを持ち胆管が十二指腸に開いていて、その間に胆嚢やすい臓と言った消化酵素などを生み出す臓器が存在し消化のために必要不可欠な胆汁が肝臓により作られると。

一旦胆嚢に保存され濃縮されることで消化や吸収に効果の高い胆汁となり、またすい臓によって作られた三大栄養素を全て消化できる作用をもつ膵液とともに胆管を通って十二指腸で膵液による消化、及び胆汁による吸収が行われます。

肝臓そのものに対する分類はその用途により多くの分け方がありますが、もっとも大まかでわかりやすいものとして解剖学的分類があります。これは肝臓を大きく四つの部分に分ける方法で、右葉、左葉、方形葉、尾状葉の四つに分類されます。これは概観上の分け方であるので実際の臨床をはじめとした医療現場で用いられることはあまりありません。