生体肝移植

生体肝移植とは

肝移植手術は1989年に日本ではじめて行われ2005年現在までに実に3000件以上にもわたる手術が行われ、現在では重度の肝臓病の治療法として確固たる地位を築いています。では具体的に肝移植というのはどのような手順をもって行われるのでしょうか。

まず移植手術を行うためには臓器の提供者、いわゆるドナーを見つけなければなりません、ドナーとなる人の条件として、自分の意思で臓器提供を希望していること、肉体的や精神的に手術に耐えることができる状態であること、ウイルス感染症がないこと、移植される側の人(レシピエント)と体格差がないことそして医療機関によって多少の誤差はありますが三親等以内の血族または配偶者であること、また必須ではありませんがABO式血液型が一致することなどが望ましいとされていてこれらの条件を満たす人が始めて臓器提供をできるようになります。

ドナーとなった人も手術を受けることになるのでレシピエント同様入院等の医療行為を受けることになります、期間としては細かい検査や術後の経過なども含めておよそ10日 から2週間程度とされることが一般的のようです。

手術の手順としては最初にレシピエント側の肝臓を取り除いた上でドナー側の肝臓の一部をレシピエント側に移植するという手順で行われますがこの際も作業効率のために綿密な時間計算がなされおよそドナー側が6時間から10時間、レシピエント側が10時間から15時間ほど移植手術には時間を要するといわれています。さらに肝臓切除に際し同時に胆嚢も摘出されますが医学的に支障はないとされています。

移植手術を終えた両者はおよそ数ヶ月以内で元の状態まで肝臓が機能するようになります。これが他の臓器と違い高い再生能力を持つ肝移植の特徴の一つであり生体肝移植が盛んに行われる要因の一つであるといわれたいます。