肝臓の機能
アンモニアを尿素に分解する
人間をはじめとした生物の体はたんぱく質を摂取した際に大社の関係で発生した窒素やアンモニアなどを排出しなければなりません。特にアンモニアは濃度0.1%以上のガスを吸っただけでも人体にとっては有害な物質であり、悪臭防止法によって特定悪臭物質に指定されていたり、毒物及び劇物取締法でも劇薬の一つに数えられたりしています。
そのような危険な物質を体内にためておいたら危険であることは言うまでもありません。魚類などの一部の生物はアンモニアをそのまま排出することができますが哺乳類などはアンモニアを体内で尿素というものに分解した上で体内に排出します。その際にアンモニアを尿素に分解する役割を果たしている器官が肝臓なのです。
肝臓は循環血中からアンモニアとグルタミンを取り込みますがこのときにグルタミンも消化酵素のグルタミナーゼと化合することによってアンモニアへと変換されます。
こうして循環血中により肝臓へと運ばれてきたアンモニアは肝臓内にある尿素回路という器官で様々な体内分泌物と化合し比較的無害な尿素と形を変え体外へと排出されます。つまりアンモニアの持っている毒素が肝臓の働きによって除去されているのです。
つまり肝臓が正常に機能していなければ私たちの体には有害な物質が蓄積して行ったしまうということになります。現に肝硬変などによって肝臓の機能が低下している状態ではアンモニア中毒などの除去されなかった毒素による悪影響なども確認されています。