肝臓の機能

栄養素を貯蔵し合成する

肝臓は栄養素を人体に吸収されやすいように分解しますがそのとき必要でなかった分は肝臓に貯蔵されます。つまり肝臓は栄養素を貯蔵しやすい状態に合成しそのまま貯蔵しておくという機能も備えています。

代表的な例を挙げると、前述のように炭水化物をはじめとした糖質は肝臓で消化酵素と結びついてブドウ糖へと変換されますが、体内で使われなかった分のブドウ糖は象徴から肝臓へと運ばれ、グリコーゲンという物質に変換され、肝臓へと貯蔵されます。そしてこのグリコーゲンは血糖値が低下してきたときなどにまたブドウ糖へと分解され体調維持のために用いられます。

絶食などにより体内の血糖値が下がってくるとまずはこの肝臓内のグリコーゲンが消費され血糖値を正常に戻そうとします。長時間空腹を我慢していると空腹が治まってくるのはこのためといわれています。

肝臓内のグリコーゲンが減ってくると今度は脂肪組織内のホルモン感受性リパーゼが活性化され脂肪を分解し、ブドウ糖に変換された脂肪が肝臓をはじめ人体のあらゆる場所でエネルギーとして利用されるようになります。

脳、赤血球、副腎髄質、精巣、卵巣などグリコーゲン以外のものを栄養源として機能することのできない器官が人体には数多く存在しますが臓器そのものにグリコーゲンを貯蔵できる器官は肝臓意外にありません。そう考えると肝臓とは人体において非常に重要な役割を果たしている臓器であるということをうかがい知ることができます。 しかしそれだけに普段から肝臓が負っている負担はとても大きく少しの不調が重い病気につながることが多々あります。